統計情報を扱う際の基本的な3つの視点と情報資源

統計情報の特徴

統計とは、統計調査の結果を集計・公表した情報である。定期的に発行され、年単位でまとめられるものが多いが、定期刊行物だけでなく、日々更新されるデータベースとして提供されるものもある。

統計情報は人口・経済・教育・医療・気象など幅広い分野で作成されており、同じテーマでも異なる観点から把握するための統計が存在する。

また、作成主体や調査目的、調査方法、調査時期によって内容や結果が異なる場合があり、同じ事項を扱う統計でも比較には注意が必要である。さらに、統計の利用には出典表示や利用条件を確認する必要がある場合もある。

統計情報を扱う際の基本的な3つの視点

そのため、統計情報を扱う際には次のような視点を意識することが重要である。

3つの視点 内容
①情報の信頼性を判断する視点 公的機関や研究機関など、信頼できる作成主体による統計か確認する
②検索の網羅性・妥当性を確保する視点 統計の定義・調査方法・調査年などを確認し、目的に合った統計を選択する
③利用条件・法的・倫理的配慮に関する視点 再利用・転載・加工の可否など、利用条件や出典表示の必要性を確認する

統計情報のネットワーク情報資源

これらの視点を踏まえながら統計情報を調査する際には、目的に応じて適切な情報資源を選択することが重要である。主な情報資源として次のようなものがある。

サイトごとに利用ガイドが設けられており、検索機能や集計・表示機能に習熟することで、目的に応じた統計情報を効率よく抽出し、多様な形式で活用できるようになる。情報資源ごとに特徴や得意分野が異なるため、それぞれの特性を理解して使い分けることが重要である。

≪代表的なデータベース≫

統計情報データベース 説明
政府統計の総合窓口(e-Stat)
https://www.e-stat.go.jp/
日本の統計を閲覧できる政府統計のポータルサイト
気象庁
https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/index.php
過去の気象データ検索
理科年表プレミアム(有料)
https://official.rikanenpyo.jp/tags/理科年表プレミアム
1925(大正14)年の創刊から最新版までの『理科年表』の膨大なデータを収載したインターネットサイト

≪オンラインで利用できる統計年鑑・統計集≫

統計年鑑・統計集 説明
日本統計年鑑
https://www.stat.go.jp/data/nenkan/index1.html
国土、人口、経済、社会、文化などの広範な分野にわたる基本的な統計データを、網羅的かつ体系的に収録したもの
日本の統計
https://www.stat.go.jp/data/nihon/index1.html
基本的な統計を選んで手軽に利用しやすい形に編集したもの
統計でみる都道府県のすがた
https://www.stat.go.jp/data/k-sugata/index.html
社会・人口統計体系の指標データの中から、都道府県別の主要なものを抜粋し取りまとめたもの
統計でみる市区町村のすがた
https://www.stat.go.jp/data/s-sugata/index.html
社会・人口統計体系の中から全国の市区町村を対象としたデータを取りまとめたもの
世界の統計
世界各国の人口、経済、社会、環境といった分野のデータを抽出
世界各国の人口、経済、社会、環境といった分野のデータを抽出
Statistical Handbook of Japan
https://www.stat.go.jp/data/handbook/index.html
日本の最近の実情を分かりやすく紹介した英文の刊行物

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